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最速平泳ぎ改造レッスン

クロガタ君データ

専門種目…ブレスト 中学2年生。166センチ、44キロ。痩せ型

泳ぎの長所

〇キック、プルが大きい 〇蹴りが強い 〇ウイップキックの形ができている

泳ぎの短所

〇キックが空ぶり気味 〇泳いでいる時、前方に波ができる 〇プルの推進力が小さい

〇頭の入水が顔面から入っている 〇ピッチ泳法気味

 

この長所を生かして短所を消しながらタイムを出していくには


改造ポイント

* キックの強さが生きていないので、しっかりと推進力が出せれるキック軌道を作る

* プル自体は大きいので、それを生かしながら、掻きすぎによって生じる抵抗を少なくさせる

* ウェイブ泳法をもっと徹底させることにより、キックとプルを生かした形を作る

* 入水時に生じる前方の波は、抵抗を生むので、するどく、おでこから入水する形を作る

* 伸びをしっかりと作れるように、貯めのある泳ぎを作る。あせらない。

 


平泳ぎ

それでは、早速、改造していきましょう。

泳ぎの3大原則。

しっかり掻くことと、抵抗を少なくすること、しっかり浮くこと。

これを取り入れて泳ぐには、こうするといいぞ!!

 

キック編

 

  まずクロガタ君の場合は、キックがとても強いのでそれを殺さずに、いかに推進力を出させる技術をとりいれます。

〇蹴り出し角度を下45度に設定する…もともとウイップキックの形はできているので、なぜ、からぶりするか考えると、しっかりと水を蹴れていないので推進力が出ないと思います。そうなるには、もっと蹴り角度を下げる必要があります。そうすることにより、水を土踏まずでしっかりと蹴れるようになるからです。<蹴り角度を下げるといっても、クロガタ君の場合、このあとウェィブ泳法を徹底することをとりいれるので、結局は、頭がつっこみ入水する時、体は弧を描くように倒れこむので、キックが45度下に蹴ったとしても泳ぐとちょうど後ろに蹴るような形になるので、よりキックが生きることになる…つまり以前は、普通の状態で後ろに蹴り出していたので、キックが水面近くになり、からぶりしていたと思われる>

【矯正練習方法】 ・ビート板を2枚重ねてのキックをする…そうすることにより、強制的に上体が上がり、キックが下がることになる。

実際にやらしてみて、このほうがキックが進むことが分かった。

〇キックの力の入れ時を覚える…キックといっても、力を入れる場所があるわけで、ただ漠然とキックしていたのを、どのポイントで蹴るか補助して教えた。クロガタ君の場合は、キックのかまえから、やや外側に膨らんだ場所が力を入れるポイントだ

【矯正練習方法】 ・コーチがうしろにまわり、足の土踏まずを親指で押さえて、コーチから見て足が「ハ」の形にして、幅を肩幅くらいに固定し、そのコーチの手を瞬間に蹴るように指導。実際に手があるので感触としてキックの入れる場所が分かる

プル編

 

次にプル指導です。クロガタ君は掻きすぎの傾向がある。それは大きく掻こうとするからであって、その考えは正しい。

でも、掻き過ぎによる水の抵抗、またウェイブ泳法習得のために上に出るための力もここで発生させないといけないので、脇をすばやく閉めることを徹底する

〇脇を閉めたら、肘を体の前に持っていくこと…肘を閉めたとき体の横になると、どうしても前に手を伸ばすとき距離があるので抵抗が大きくなってしまうまた、掻くことだけでプルの仕事が終わってしまうので、ここから上に体を持ち上げる力がないそれなので、プルを肩の線よりも前で終了させ、そこから引き締めにかかるように指導しました。

【矯正練習方法】 ・ビート板を足にはさみ、この上体でプルをさせる。できるだけ速く泳ぐようにさせる。クロガタ君は、こういう練習はしたことがなく、最初、タイミングがわからず苦戦しました。補助を時々入れて引き締めのタイミングを覚えさせました。

〇手を前に伸ばす時に、バタフライのように潜らせる…体を上に出させるためには、脇をすばやく閉めることと、あと浮力を使うことです。それには、一度潜らないと上に高く出ることはできません。もちろん、潜っている時に掻いてはいけません。しっかりと腕を伸ばしている必要があります。そして深い位置から浮上するために、泳者から見てななめ上方に手を伸ばしてプルを開始する。もしそのまま前に手を伸ばすと、ただでさえ深い位置にいるので浮いてこれなくなるので、手は斜め上に伸ばす。

【矯正練習方法】 ・ビート板を足にはさみ、できるだけ潜らせる。そこからビート板の浮力も手伝わせて、上に浮いてくるときに、しっかりとプルできるよう手の伸ばす角度を習得させる。水面まできたら、すばやく脇を閉め、さらに上にでれるように練習。目標は胸まで水の上に出るようにさせる。

コンビネーション編

 

さて、いよいよキックとプルを合わせての練習です。このタイミングが合わないと、せっかくのいいキックやプルが死んでしまいます。理想は、大きなウェイブ泳法をマスターすることと、最高点からキックが開始できるようにすること。そうすることにより、キックが重力と、また前に伸ばす伸びとが重なって、より伸びある泳ぎができるようにすること。つまり合力を利用する

〇頭をしっかりと、前にするどく振ること…最高点からキックを開始するには、キックする姿勢に早いうちにならないといけません。以前は倒れこむように頭が入水していたので、キック開始時が体が沈んでからしていました。これでは遅すぎるしキックのみの力で進むので、推進力は小さくなっていた。だから早いうちにキックを開始するには、頭を振ることで姿勢作りを早く完成させることでキックがしやすくなった。

【矯正練習方法】 ・とにかく頭が前に入るよう手でたたいて、つっこみのタイミングを早めた。最初は、なかなか頭が入らず苦労しました。本人がキックやプルのことなど、いろいろ考えているうちに頭を忘れてしまうから。とにかく何度も泳いで頭を早く入れることを、考えないでできるようにすることを教えました。

〇水中で伸びの時間を一秒とるようにする…平泳ぎで一番スピードが出るのは、キックした後の伸びのときです。そのときに、もしあわてて次のプルを開始してしまうと、次の推進力が十分に得られなくなってしまいます。つまり、いくらいいキックやプル、タイミングがとれても、伸びがないと、せっかくのスピードを出すときがないつまり、プルは水中で腕を広げるわけで、少なからず抵抗が増すので、一番抵抗が少ないストリームラインの状態をなるべく長く保つことが大切です。でも、長く伸びすぎて体が止まってしまっては、再び動き出すには力がたくさん必要なので、ある程度は、推進力が残っているうちに次の掻きの動作に入る必要があります。

【矯正練習方法】 ・伸びの時点で、「いーち」と数えてから、プルを開始する。

〇こんどは、斜め前上方に体が出せれるように練習…プルの練習段階では、上にあがる練習をしました。でも実際レースでは、早く泳ぐため、より前方に出る必要があります。真上に上がっていたら、そこで泳ぎが止まってしまいますので、なるべく前方向に出るようにします。そのようにすることにより、こんどは体の重みで前に倒れるので、より効果が増しキックが生きてきます。

〇壁が前にあると思って泳ぐ…クロガタ君の泳ぎをいろいろいじっているうちに、スタートした時よりも、壁に近いときの方が伸びのある大きくていい泳ぎができていることが発見できました。きっとあと少しで壁という気持ちが、無意識にいい形を作り出していると思います。スタートしたばかりは、速く泳ごうとする意識が、かえって空回りの原因となったのでしょう。


 

以上のような、レッスンを行いました

さて、その結果は?

以下は彼からの報告と、追加のアドバイスです。

 

「帰ってから」

 

今日は本当にありがとうございました。

やっぱりこれだけ色々やると、家で泳法の確かめをしていて何回も混乱してしまいました。

たった三時間でこれほどにまで新しいことを取り入れたので、まあ、当たり前の反応なのかもしれませんが。

陸と水中では感覚があまりにも違いすぎて、、、、、、。いまかなり困っています。

でも、今日得たことは、スイミングの方では絶対に習わないことなので、本当に良かったです。

出来るだけ、今日習ったことをそのままの形で体に刻みつけていきたいと思います。

今月末の大会がとても楽しみです。 今日は本当に有り難うございました。 これからもよろしくお願いします。

サモエド先生から

こちらこそ、ありがとね。楽しく泳げましたよ。クロガタ君のように意欲的に取り組む姿勢がとてもいいですね。

きょう教えたことが、結果として表れると嬉しいですが…

でも、水泳はとてもデリケートなもので、ほんとうに結果が出るのは、やはり毎日の練習の中にあると思います。

ですから、きょういろいろやったことも、

時間がたてば、たぶん忘れてしまったり、自分なりに変化してしまい、僕が教えようと思った形には、ならないかもしれません。

でも、きょう試したり教えたことのひとつでも、今後のクロガタ君の泳ぎのヒントとなれたらうれしいです。

そして、早く自分にあった泳ぎを見つけてくださいね。

その自分で何かをつかむ事が、速くなる秘訣でしょう。

ただ教えられたとおりに機械的に泳いでいてはダメですよ。いろいろ自分で工夫して泳いでくださいね。

 

「次の日スイミングで試してみて」

 

こんばんは。昨日は本当に有り難うございました。

それで、ドリルなどではどうしても、あごとキックのタイミングを意識すると、

いくら、ゆっくりフォームだけを気を付けて泳ごうとしても、泳げずすべてダッシュ状態になってしまいました。

そして、その後はいきなりかよ!というほどさっそく、ハード練習がきました。

内容は、50x8を1分サークルで最初の4本は25ずつのフォーミングハードのセット。

その後1分間、休みを入れて4本を200のレーススピードで泳ぐという物でした。

僕の場合は言うまでもなく、オールハードになってしまいました。

それで1本目(後半の)は35秒00、2本目が36秒01で3本目が36秒52、4本目が37秒44という結果でした。

まあ、この泳法で初めてにしてはなかなかのタイムでは。と、思っているのですが。

やはり後半になると、いくら気を付けていてもだんだんに膝が開いていき、

しかもタイミングが遅れてきてこんど、それを修正するため無理にでもあわせようとすれば

手のかきが小さくなってしまい前に進まないというわけで、今日は本当に疲れました。

そして、再び、平泳ぎの難しさを実感しました。

なんとか、慣れるまではひたすら泳ぎとおそうと思います。

「3日後」

 

今、フォームの方はなかなかタイミングが合うようになってきました。

ただ、足と手があったときというのは、だいたいウェッジキックになってしまいます。

もしこれが、うまくいくようになれば結構速くなりそうです。未だにあごはうまくいきませんが。

 

「4日後」

 

今日の練習で一つ聞きたいことがでてしまったのですが。

今、僕は足と手のタイミングを最優先して矯正しているのですが、足を素早く引きつけようとすると、どうしてもずれてしまいます。

そこで、手が肩幅まで開いたら、そこから同時進行で手と足を引きつけていきます。

そして、足を完全に引きつけたら、再び同時進行で手は脇を締めて前に出す。足はもちろん蹴りおろす。

というようなやり方で、なんとか手と足のタイミングを合わせています。

そうすると足がゆっくりな分引きつけるときに抵抗をすごく受けてしまうのですが、

こんなやり方でいいのでしょうか?このやり方ならしかりとタイミングが合います。

慣れてくれば、素早い足の引きつけで合わせられそうですが、まだ当分は無理っぽいです。

それで、このフォームで50x6を1分10サークルで1イージー2ハード x2という練習をやったところ、

34.8  34.9  34.5  35.2といった結果でした。

どんなもんでしょうか?

サモエド先生から

新しい泳ぎもだいぶ慣れてきたかね。なかなか早く馴染んできてますね

えーと、足のひきつけのポイントについてですけど、文字ですから、

いいたいことが、はっきり分からないですが、文面から理解するところによると、それで正解ですよ。

その、ゆっくりひきつけるという部分が、アップキックの部分になると思います。

つまり、クロガタ君は、のんびりひきつけていると思っているのですが、

その時間に、足は、ただダラダラと引き付けているのではなく、足がそろって上の方に、キックしているです。

それがアップキックとなり、その時間的ロスをも使って、推進力を生み出しているです。

そして、そのまま上にあがった足は、平泳ぎのキックの準備へと移行していくんですね。

でも、前に言ったように、アップキックは、意識してできるのではないので、

そのクロガタ君がゆっくり引き付けていると思っている時間に自然にできるといいですね。

それができるには、頭がしっかり入って反動が足に伝わることにあります。ですから、そういうことに気づいたのは進歩だと思いますね

いろいろと軌道とか変えて、試してみてくださいね。とにかく頭をすばやく入れることを意識してくださいよ。

そしてたくさん泳ぎこんで、考えなくてもできるようにしてくださいね。

2/8

 

今日泳いでいたら、やっぱり今までちょっとタイミングとあごを気にしすぎていてプルの動作がちょっと雑になってしまいました。

それで、ど忘れというか、なんかいきなり全く解らなくなってしまったところがあるのですが。すいません即答お願いします。

手を肩幅まで持っていった後、水をキャッチしてある程度開くじゃないですかぁ。 その後のことなんですけど。

まず、この時点では手のひらは外を向いています。

ここからその場で内側を向くように手のひらを回転させてそこから山を描くようにというか、

手のひらを下を向けてそのまま肘を速く前でしめるという物が習った泳ぎ方だったじゃないですかぁ。

それで、その時のイメージとしては手のひらが、外~内~手が重なるまでに~平行という感じだったんですけど、

今日、解らなくなった所は、この、内のときにどのくらいまで手を返して良かったかな~というとこなんですよ。

たしか、かなり瞬間的に内に返したような気がしたんですけど、ちょっと解らないんです。

すいません、やっぱり平泳ぎは難しすぎです。よろしくお願いします。

サモエド先生から

そうですね~。平泳ぎの掻きは、返すという感じよりも、抱きかかえるという感じでとらえた方がいいですね。

ですから、内側に返すじゃなくて、大量の水を抱っこする感じで、手を内側に向けた方がいいでしょう。

イメージとしては、大きな木を抱っこする感じでいいと思います。

でも、あんまり細かい所は、気にしなくてもいいですよ。大切なのは、リズムを正しくとれるかということで

呼吸時に腕が停止しないように、脇を閉めたら、そのまま前に出すような感じで閉めてください。

つまり脇を閉めた勢いで、そのまま前に伸ばすようにしましょう。

ちょっと聞きたいことと違ったかもしれませんが、大きく掻くことと、肘を前の方にすることを気をつけてください。

平泳ぎは、人によっても違うので、細かい軌道は、自分なりの形を見つけてくださいね

じゃあ、がんばってね

2/14

 

こんばんは。今日はなんか半端じゃなくタイミングが合いました。

というか、もろバッタのタイミングでブレストが泳げました。

しかも、これがルースの時だったのですが、

前回、教えてもらったときに最後のゴールタッチの時のフォームが一番いいというのを思い出し、

常に目の前に壁があるような感じでゆっくりと泳いでいたのですが、今までにないようなスムーズ感がありました。

そしてそこからタイミングを崩さないようにどんどんスピードをつけていったら速いのなんの。自分でもびっくりしてしまいました。

でもその時はルースのセットだったのでコーチに怒られましたが…。

このときの感覚としては、

肩幅まで開いていた手を(この時点ではまだ壁にタッチはしていないということで、かなり、頭が下がっている)肘を立てながら後ろにひく。

このときには、ウィップキックで斜め下に蹴りおろした足が頭が下がっているために、

かなりスムーズに水面に向かってあがってくる。この力を利用して足を引きつける

そうすると不思議なことに、肘を完全に前で締めてあごを引いているときには、足は完全に引きつけ終わっているんです。

それで同時に足と腕を出すことが出来るようになりました。

サモエド先生に教えてもらったときより足を引くタイミングが多少遅れますが、

今のところこれが一番自分に合いそうです。明日からいろいろ試してみます。

JO予選が終わって

 

今日やっとJO予選が終わりました。こっちも、2日間にわったて行われたのですが、おかげさまで大ベストがでました。

1日目の2ブレと2日目の50のブレストは残念な結果に終わってしまいました。

2ブレは最初の50がなんと37秒という、ホント終わったタイムで入ってしまったのでもうその時点で終了。

2分43秒という無惨な結果に終わってしまいました。

50のブレは32くらい出すつもりで行ったのですが、りきんでしまったのか、

フォームがちっさくなってしまい呼吸だけがあがってしまい、なんと、34秒6。

1日目がさんざんな結果だっただけに50はかなり、はりきっていたのですが34秒に終わってしまい、これは、本当に残念でした。

でも、この結果のおかげか、次の100ではものすごく集中するとともに、やる気もでてとてもいい結果を出すことが出来ました。

その、100なんですけど、前半は34秒7で後半は38秒1ということで1分12秒8と約ベストを1秒5くらい上回ることが出来ました。

この前半の50の34秒7というのはやっぱりプールが浅すぎて、いつもの飛び込みが出来ず、

最初の25で16秒もかかっているというのがとても影響していただけなので、

(いつもは15秒前半です。)確実にあと1秒は縮められます。そして、後半38秒というのが今回の一番の収穫だったと思います。

ここまで後半持ったのは初めてなんです。本当に有り難うございます。

この泳ぎ方を習ってまだたった少ししかたっていないというのにここまでも効果絶大だったので今でもまだ驚いています。

次の大会は2週間後のA級大会。まだ2週間もある上に、それまでに期末テストも終わるし思いっきり次の大会では泳げそうです。

この二週間でひたすら悪い癖をつけないように、極めて今度は11秒をねらってみます。

本当に有り難うございました。これからも、いろいろとよろしくお願いします。

2/26

 

昨日、A級大会がありました。今回の大会で僕が出たのは、、、、、

400mメドレーリレー、100mブレスト、200mブレスト、50mブレストです。

結構タイミングが前日までにつかめていたので、今回の大会は、自信満々で望めました。

その結果、メドレーリレーでは、1分12秒10と、さらにベストを0.8秒くらい縮めることが出来ました。

でも、このタイムというのは、じつは、壁がタイル張りだったのでもろすべってしまいまともにターンが出来なかったのです。

だから100のブレストは絶対11秒が出ると思い、

最後に泳ぐ100まで力をとっておこうと思って200は流したのですがやっぱり、疲れてしまい14秒と、ぼろぼろでした。

50は大会新がねらえたのでかなり頑張ったのですが34秒と、これまた惨敗でした。

この大会を通して解ったのですが、どうしても前半がとばせません。

周りはだいたい33でいって39でかえるのがほとんどなのですが、僕の場合は35でいって37でかえるといった感じです。

しかも、これが50種目になってもピッチを全く変えることができなくなってしまいました。

一体どうすればいいのでしょう?前半をどうやっても上げられません。

かといって、今のフォームでピッチを速くしてもかえって逆効果だし、全く解りません。

今、僕のフォームは、かなり教わった泳ぎ方が出来るようになりました。腕はほぼ完璧。

足は疲れないかぎりウィップキックを下方に打つことが出きるようになりました。

頭なんてすごい進歩ですよ。

ウィップキックを下方に打つ時に思いっきり潜るようにして練習していたらいつの間にか出来るようになっていた上、

今では、どうやってもあごを引いてしまうようになりました。

前半のペースアップとは、あまり関係ありませんが、コーチにもっと大きく泳いでもいいといわれました。

飛び込んでの25メートルでは8掻きとかなり大きく泳いではいるのですが。

教わった泳ぎ方でもっと大きく泳ぐには、

さらに下に蹴って足が上に上がってくる時間を増やしてその間に、手の掻きの方を増やせばいいんですよね。

サモエド先生から

こんにちは、あいかわらず頑張っていますね。

新しい泳ぎができたとか言っているようですが、ほんとかな~?。まあ、自信があるのは結構なことです。

前半が飛ばせないということですが、あまり悩まなくてもいいと思います。

そういうスタイルなら、そういうのを追求すればいいと思います。

もし、あせってピッチ泳法を部分的にも取り入れたりして、本来のリズムが崩れる方が、怖いと思いますよ。

いい面をどんどん伸ばしていってください。

コーチも言っているようですが、大きく泳ぐのは、とても大切ですよ。

メールから察するに、前半をあせっている様子が伺えます。

きっとレースでも、

リレーでいい記録が出るという手ごたえが、逆に力を入れすぎて、100とかでは泳ぎが小さくなっちゃったのじゃないかな?

だから、前半のハイペース(泳ぎが小さいことによって生じるピッチの多さの疲労)が、後半に疲れを引き出したと思います。

簡単に言えば、リズムに乗り切れていなかった。

じゃないかな? リズムというのは、自分で意識していても変えれないほど繊細なものです。

頭で考えていても、そのように動かしているつもりでも、実は、全然なっていない場合もあります。

たとえば10ポイント大きくしようと思ったら、20ポイント大きくするつもりで泳いだ方がちょうど良いかもしれませんね。

できれば、レースごとのビデオとかとって、それで研究できるといいですよ。

とにかく大きく、豪快に泳ぐようにしてください。ほんのちょっとしたことが、速くなるきっかけです。

この間のレッスンでも、最後の壁に近くなる時の泳ぎが一番良かったので、

それは、「もう壁だ、タッチしよう」という思いが、知らず知らずに、いい形に自然になったと思います。

クロガタくんは、力強いプルとキックが泳ぎのいい面なので、それを上手に引き出す形を探しましょう。

がんばれ!! クロガタ君!! もうダメだと思ったときが、負ける時だぞ!! ポジティブファイトをみせろ!!

 

注意!! 水泳は、これが完璧という泳ぎの形はありません。また、人それぞれそのベストの形も違います。

それと指導法も様々な形があり、どれが良いとか悪いとか言えるものではありません。

ただ10人いれば、10の指導法が必要であり、10人のコーチが必要だと思います。

なぜなら10人の選手は、10人とも違うからです。このページの指導法についても異議がある方もいると思います。

でも、それはそれでいいと思います。自分の意見に自信を持つことは大切なことです。

いくら正しい方法で教えても、コーチがおどおどしていては成果は望めないと思います。

ただ私が言いたいことは、このページ通りにしても、すべての人がベストを出せれるわけではないということをおぼえて欲しいと思います。

自分の最速の形を自分で発見しないといけません。

ですから、このページのアドバイスも参考までくらいにして、けっして鵜呑みにしないでください。

考える泳ぎをしましょう。                                                   サモエド先生より

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